玄関の鍵は買い物に行くときや学校に行くとき・出勤する時など必ず鍵を閉めます。なぜなら他人が知らない間に家の中に入ってきたりしない為に防犯目的で鍵を閉める必要があるからです。
今は鍵の閉め忘れによる空き巣犯が多い中、テレビでの防犯特集やニュースなどで鍵は小まめに閉める・気を抜かないといった事が採算言われています。ですが小まめに鍵を閉めるとなると何度も鍵を開け閉めすることになります。
新しい鍵に交換したばかりであれば鍵を使うこと自体楽しいものかもしれませんが、何年も使っている鍵はささりにくかったり鍵が抜けにくくて扱いづらくなっている事でしょう。ではどうしてそのように鍵が固くなってしまうかと言うと、鍵の中は緻密な作りをしており長年溜まった外から入り込んだホコリやゴミが詰まってしまうのです。詰まったゴミは粘着性を持ち、時が経つと鍵が動きづらくなってしまうのです。そんな鍵の状態で小まめな開け閉めをしていると、ある日鍵が開かなくなってしまった!という事故に繋がってしまうのです。そうならない為には小まめなメンテナンスも必要なんですね。自分の家の鍵穴って掃除した事がある人は少ないでしょう。鍵は何も毎日拭いて磨く必要はないのですが、できれば月に1度、鍵穴の中のほこりやゴミを取り出すこと、鍵に付着したゴミを拭き取るといった掃除をしてみて欲しいですね。
では具体的な鍵のお掃除方法についてご紹介します。
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鍵のお掃除方法
鍵のお掃除方法とは?鍵穴を分解しなければならないの?専用の道具がいるのではないか?いいえ、鍵のお掃除方法はとっても簡単です。
まずはご家庭にある道具で出来る鍵のお掃除方法ですが、まずは鍵穴の中に入り込んでしまったゴミやホコリ・カスなどを取り除きます。ですがブラシなどは入りませんしまず鍵穴で折れてしまった時取り出せなくなる事がありますので枝やピンなども鍵穴には絶対に入れないでください。鍵穴の中のゴミは掃除機を当てて吸い出してください。鍵に付着したゴミやホコリは綺麗な布でふき取り、鍵のフチ(ギザギザ部分)を濃い鉛筆でぐりぐりと強くなぞってください。
せっかく綺麗にしたのになぜ鉛筆で汚してしまうのかと思われるでしょうが、鉛筆の黒鉛は鍵が鍵穴で滑るように潤滑剤の役割を果たしてくれます。また鍵穴内でも固まったり粘着性を持つ事も無く、応急的な処置としては有効なのです。黒鉛の付いた鍵を何度が抜き差しし、使いやすくなったら鍵に付着した黒鉛を拭き取ります。
ご家庭にあるものでこんな簡単にお手入れが出来てしまうのはうれしいですね。掃除機の代わりに、ホームセンターなどで売っているエアダスター(空気が出るスプレー)を利用したり、黒鉛が付くのが嫌だ・より潤滑性を持たせるのであれば鍵穴専用の潤滑スプレー(美和ロックの純正製品やカバクリーナーがオススメ)を使用すると良いでしょう。
ただし、食用油やオイル・車に使うシリコンスプレーなど、鍵穴専用以外のものはホコリを吸着しより鍵を使いづらくするだけですので使用はお控えください。
鍵にいたずらをされてしまう
ピンポンダッシュとは昔よく聞いたものでいたずら好きな子供が近所の家のチャイムを鳴らしては逃げると言ったいたずらです。ですがピンポンダッシュで空き巣が在宅確認をしている場合もあるので一概に可愛いものだとも思えませんが。とは言え、特に実害と言えば確認する手間ぐらいの事です。
しかしこのいたずら、鍵穴にされると大変な目にあってしまいます。鍵穴にいたずらをされるケースとして、鍵穴に枝を突っ込まれている・ゴミやガムが詰められている・ひどい時には接着剤を注入されてしまう事もあり、全部をきれいに取り出すことは難しいです。鍵を挿せなくなり中に入れない、鍵が内側から開かない、外に出れない、といった実害が出ます。また鍵の交換が必要になりますので、鍵交換の費用が発生します。
このいたずらは笑って許せるようなものでは無いので、1度でもこのような目にあった方はまず警察に相談しましょう。その上で鍵の交換を行ってください。せっかく鍵を交換したのに再び被害にあう事も聞きますので、同じ目に合わないよういたずらの防止も実施しましょう。
鍵のいたずら防止には、外側の鍵をカバーする蓋を取り付ける。カバーの種類はシリンダーに被せるものや円筒錠に対応するものなど種類があります。または、鍵穴の無い電子錠などに交換する。その他、犯人を捕まえる・寄せ付けないように防犯カメラをセットする。防犯カメラは見えるような場所に取り付けて威嚇効果を利用しましょう。これらの対策はいたずら以外にも空き巣対策にも効果を発揮しますので、ぜひご検討下さい。
鍵屋の仕事は警察依頼にも出動しています
鍵をなくしちゃった、鍵を作りたい、そんな時に鍵屋に依頼をするものですが鍵開けを行う鍵屋さんは町の便利なサービスだけをしているわけではないのです。
警察からの依頼に出動するということも多く、特に多いものは安否確認です。連絡が取れない家族や友人・同僚・または家主からの依頼で警察立ち合いのもと鍵開けを行ったりもするのですが、すでに夜逃げし蛻の殻の場合もあれば倒れて危険な状態であった方、また残念ですが亡くなられてしまっている事も有ります。
その他では、自宅に立てこもっている・車の中に立てこもっているなどの理由で鍵開けを依頼されハラハラする場面もあります。またこの夏場ですと特に危険な事が、小さい子供やペットを車の中に残したまま鍵を閉めてしめている人がいることです。炎天下の駐車場でクーラーもつけず中で熱中症になった赤ん坊やペットが亡くなってしまう事件をニュースで見かけることもありますが、幸に近所の人や通りがかった人が警察に通報し開錠依頼をされる事もあります。この場合出張に時間がかかる場合はお断りをし、別の鍵屋か一刻を争うときは車の窓を割るなりするでしょう。
こうした事件・緊急の依頼に直面した時はいつもとは違う緊張感と焦りを感じながら作業をしています。